避妊目的以外では生理や生理前に腰痛や吐き気、頭痛などといった症状が伴う月経困難症の方に処方される製品名「ヤーズ」があります。
国内では月経困難症の治療薬として処方されていますが、低用量ピルのように避妊効果もあるのか気になりますよね。
ここではヤーズの効果や副作用、購入方法などを詳しく説明します。
ヤーズとは女性ホルモン剤
ヤーズとは、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)2種類の女性ホルモンで構成されているピル(経口避妊薬)です。
ピルは含まれている卵胞ホルモンの量で、高用量~超低用量に分かれており、ヤーズはその中でも1番ホルモンの少ない超低用量ピルとなります。

ヤーズで得られる99%の避妊効果
ヤーズは米港で2006年に避妊薬として認定されており、日本の病院でも処方されています。
このヤーズのような低用量ピルは継続して服用すると99%の確率で避妊ができるとされています。国内では2010年に承認されたものの、避妊薬ではなく月経困難症の治療薬として位置づけされています。
病院で保険適用で受信される際も、避妊目的での処方はされません。
ヤーズの避妊効果は1週間後から
ヤーズは服用してから1週間ほどで避妊効果が現れ始めます。
その後服用を続けることで避妊の効果も持続します。
生理がはじまって5日以内に服用を開始することが推奨されていますが、それ以外のタイミングでも開始することが可能です。
しかし、その場合は服用を開始してから1週間の間はコンドームなど他の避妊方法を行う必要があります。
コンドームより高い確率で避妊ができるヤーズ
ヤーズなどの低用量ピルはこのドームより高い避妊率と言われています。きちんと服用ができていれば確実な避妊ができるようです。
ちなみにコンドームの避妊率は85%と言われています。これは意外に低いと思われる人が大半だとは思いますが、コンドームは薄いゴム膜一枚ですので、品質や開封後の取り扱い方に問題があれば性行為中には破損しゴムから精液が漏れ出る可能性がある事からも想像がつくでしょう。
また、ヤーズは海外では避妊効果があるとされており、避妊薬として認定もされていますが、残念ながら国内では認められていません。
そのため確実に避妊をしたいなら、国内でも避妊薬として認可されているマーベロンやトリキュラーなどの低用量ピルがおすすめです。

ヤーズの効果は避妊以外にも
ヤーズは国内において月経困難症の治療薬として認可された超低用量ピルです。
この月経困難症とは、月経期間中に月経に伴っておこる病的な症状のことで、下腹部の痛みや腰痛をはじめ、頭痛、食欲不振、下痢などが起きます。
症状が重いとベッドから起き上がれなくなる方もいますが、そんな症状を、ヤーズの持つ「排卵を抑え子宮の内膜が厚くなるのを防ぐ」作用により和らげてくれます。
ちなみに低用量ピルと超低用量ピルには成分の違いがあります。避妊目的に利用される場合はお薬の相性がありますので、どれが良いかは明確に示すことはできませんが、ヤーズの超低用量ピルは吐き気や下痢、頭痛などの副作用が比較的少ないとされています。
ヤーズの副作用は?
ヤーズの副作用としては以下が報告されています。
主な副作用
・吐き気
・不正子宮出血
・下腹部痛
・悪心
重大な副作用としてまれに血栓が起きる場合があります。
以下の症状が表れた場合はすぐに服用をやめ、医師に相談してください。
・突然息切れする、胸が痛い
・激しい頭痛
・四肢の麻痺、脱力
・うまく言葉を発せなくなる
・急に物が見えにくくなる
上記でヤーズの副作用について説明しましたが、ヤーズはピルの中でも一番成分量が少ない超低用量ピルなので、他の低用量ピルと比べても副作用が少なく安全性の高いピルとされています。
ヤーズを購入する方法
ヤーズは医師の処方箋が必要な医療用医薬品なので、市販薬のように薬局やドラッグストアでは購入することができません。
購入するためには、病院で処方してもらうか、海外の医薬品を購入することができる海外通販(個人輸入代行サイト)を利用する必要があります。
海外通販とは、個人で海外の医薬品を購入する際の手続き等などの代行をおこなってくれるサイトのことで、使い方は楽天やAmazonで購入するのと変わりません。
サイト内で欲しい商品をカートへ入れて、必要情報を入力、支払い方法を選択して購入決定ボタンを押せば、後は自宅に届くのを待つだけです。
ヤーズの購入方法の比較
ヤーズを購入するには、海外通販を利用するか、病院で処方してもらうかの2通りの方法があります。
海外通販 | 病院処方 | |
---|---|---|
薬の価格 | 1シート(28錠)2,700円 | 1シート(28錠)2,500~3,100円 |
メリット | ・スマホやPCで簡単に注文可能 ・他の種類のピルと比較、検討できる |
・疑問や不安があれば医師に相談可能 |
デメリット | ・届くまで約2週間かかる ・円安だと値段が高くなる |
・通院の手間がかかる ・病院により値段はばらつきがある ・診察料など薬代以外の費用が発生 |
一見どちらを利用しても金額的に大きな差は無いように見えますが、海外通販ならサイト内のキャンペーンやクーポンを利用することで、更に安価に購入ができます。
また、国内ではヤーズを避妊目的で処方してもらうことはできませんが、海外通販なら避妊目的でも月経困難症の治療目的でも関係なく購入できます。
病院、クリニックでも避妊目的で処方をしてくれるでしょうが、保険適用外でかなり高額になる事が予想されます。自主診療になるので値段が本当に病院次第です。
ですが、海外通販のデメリットしては、スマホやPCで簡単に注文できるので、通院する手間をはぶくことができとても便利ですが、注文してから薬が手元に届くまで2週間かかるので、そのあたりを計算して注文しなくてはいけません。
病院処方なら疑問や不安があればすぐに医師に相談できるし、その場で薬を出してもらうことができますが、通院する手間が発生します。
どちらもメリットとデメリットがあるので、自分に合った方法を選びましょう。

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