アレグラは、フランスのサノフィ社が開発した抗アレルギー治療薬です。
ヒスタミンはかゆみ、痛みの原因になるとされ、過剰に活性化するとヒスタミンH1受容体と結合してアレルギー症状を引き起こします。
アレグラは、アレルギー反応とヒスタミンの作用を抑制する働きがあり、アレルギー性鼻炎や花粉症をはじめ、さまざまなアレルギー疾患の症状を緩和させるために使用されます。
花粉症の症状緩和を目的として、国内の医療機関で処方されることも多い医薬品です。
効果効能 | 花粉症・アレルギー性鼻炎 |
有効成分 | フェキソフェナジン120mg・180mg |
メーカー | サノフィ |
アレグラ(花粉症、アレルギー薬)について
抗ヒスタミン薬なので眠くなりにくく、早めの服用で花粉症の予防に効果的です。
- 服用しても眠くなりにくい花粉症の薬です
- 鼻炎の発症予防にも効果があります
- 季節性、通年性、いずれのアレルギー性鼻炎に対しても効果的です
アレグラは、Sanofi Aventis(サノフィ・アベンティス)社より製造販売されている薬です。アレグラはフェキソフェナジンを主成分とする抗ヒスタミン薬の一種で、これには眠くなりにくいという最大の特徴があり、運転の機会や日中の使用にも安心できます。
眠くなりにくい分、効き目が穏やかなので、花粉症の症状が悪化する前に服用して鼻炎の予防としても使えます。
眠気が少ないアレグラ
花粉症の薬は服用後に眠くなる印象がありますが、アレグラは抗ヒスタミン薬であり花粉症の薬の中でも眠気が少ないことで知られています。
アレルギー性鼻炎の発症を遅らせるための予防としても効果的です。
特にくしゃみ、鼻水への効果が優れていて、花粉症、ハウスダストなどが原因とされている通年性の鼻炎の緩和や、蕁麻疹の治療にもアレグラが使われます。かゆみの症状を軽減する効果も高いとされているため、蕁麻疹などの皮膚疾患に対して用いられるのです。
アレグラ(花粉症、アレルギー薬)の服用方法・使用方法
症状によって服用量は異なりますので、服用前にかかりつけの医師にご相談下さい。
通常、1日1回1錠、水またはぬるま湯で服用して下さい。
アレグラ(花粉症、アレルギー薬)の副作用
アレグラは、眠気の副作用は少ないのが特徴です。
それ以外の副作用は以下が報告されています。
頭痛・眠気・吐き気等などです。
※気分が悪くなった時は、重篤な副作用の前兆の場合があります。直ちに医師にご相談下さい。
服用方法や副作用・併用禁忌・注意のご説明には、商品の説明書の他に、次のサイトを参考にしています。
医療用医薬品 : アレグラ
添付文書 : アレグラ
アレグラ(花粉症、アレルギー薬)の有効成分について
ヒスタミンとヒスタミン受容体の結合をフェキソフェナジンが阻害します。
ヒスタミンとヒスタミンH1受容体の結合がアレルギー性鼻炎の原因ですが、アレグラに配合されている有効成分でありH1受容体拮抗薬と呼ばれているフェキソフェナジンが、これを阻害します。
植物の花粉などの刺激によってアレルギー反応がでると、免疫系の細胞から、ヒスタミンなどの科学伝達物質が放出されます。ヒスタミンがH1受容体と結合すると、その刺激から鼻炎などのアレルギー反応が誘発されます。フェキソフェナジンはヒスタミン受容体を遮断する働きをするほか、ロイコトリエンなどアレルギーに関係している化学伝達物質の遊離を抑制する作用もあり、それによってアレルギー反応を緩和します。
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